あらすじ
『ハッピーマニア』は、安野モヨコによる日本の漫画作品です。この作品は、主に女性の恋愛と自己探求を描いたストーリーで、1996年から2001年まで「FEEL YOUNG」誌に連載されました。
物語の主人公は、下川しゃげみという20代の女性です。しゃげみは恋愛において幸せを見つけようと奮闘していますが、なかなかうまくいかず、度々失恋を経験します。彼女は理想の恋愛や結婚を夢見ては失望を重ね、その過程でさまざまな男性との関係に悩みながらも、自身の幸せとは何かを模索し続けます。
『ハッピーマニア』は、恋愛における女性の内面的な葛藤や社会的なプレッシャーをリアルに描いており、多くの女性読者から共感を得ました。しゃげみのキャラクターは、恋愛に対して一途でありながらも迷いや不安を抱えている点で、多くの人々の心に響くものがあります。
また、安野モヨコの独特の画風とユーモアを交えたストーリーテリングが特徴で、登場するキャラクターたちも個性的で魅力的です。恋愛における現実的な問題や女性の心情を描きつつ、コミカルな要素も含んでおり、エンターテインメントとしても楽しむことができる作品です。
作者：安野モヨコ
漫画：ハッピーマニアのレビュー・感想
やっぱり惹かれる女性キャラのエネルギー
主人公シゲタの恋愛至上主義というか、みたいな姿勢は物凄い９０年代的で、今の時代に全然そぐわない価値観だと思います。なのでそこで引っかかる人は多いんじゃないでしょうか。
私もそういう価値観には全く共感できません。でもあえてそのあたりはスルーして読み進めると、シゲタの強烈なエネルギーと巻き起こすドラマに惹きこまれます。
私は安野モヨコさんの描く女性の、高飛車で男命で、みたいな共感できない部分はありながらも、パワフルさにはいつも惹かれます。不撓不屈の精神というか、女性ならではの強さやパッションみたいなのが迸っている感じが好きです。シゲタは自分という存在に挑むために恋愛を追い求めている部分があると思います。
愛とは女性とは、と深く考えて読むこともできる、何も考えず読んでもギャグとドラマ満載で楽しいです。
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