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    漫画:十字架のろくにんのレビュー・感想

    漫画:十字架のろくにんのレビュー・感想

    あらすじ

    『十字架のろくにん』は、中武士竜による復讐サスペンス漫画で、深い背徳感を描いた物語です。主人公の漆間俊は、小学6年生の時に同級生5人から極度のいじめに遭い、その中で「実験体A」と呼ばれていました。彼の苦しみは家族の支えがあったために耐えられるものでしたが、いじめっ子たちが彼の家族に残酷な暴力を振るい、彼の生活は完全に破壊されます。

    すべてを失った俊は、復讐を誓い、戦時中に秘密部隊に所属していた祖父の下で厳しい訓練を受けます。4年の時間が流れ、成長した俊は、敵と対峙する機会を迎えます。この物語は、俊がどのようにして自身の内に宿る暗い願いを実行に移すのか、そして彼の行動が正義なのか、復讐なのかという問いを投げかけます。

    『十字架のろくにん』は、人間の極限状態の心理、復讐の倫理、そして人がどこまで追い込まれれば非人間的な行為に出るのかというテーマを探求しています。深い人間ドラマとスリリングなストーリーテリングで、読者を引き込む作品です。

    作者:中武士竜

    目次

    漫画:十字架のろくにんのレビュー・感想

    目を背けたくなる復讐劇!

    鬼気迫る感じが絵を通ってガンガン伝わってきます。「絶対にありえない」と言えないような復讐の仕方にリアリティを感じます。思わず目を背けたくなるシーンや描写も多いですが、スリラーならではのおもしろさがたくさん詰まっています。グロさは結構ありますが、話がサクサク進んでいくので飽きることなく読み続けることができます。話の芯がしっかりしていて、ダラダラ伸ばさない感じが面白さを凝縮していると感じました。ラスボスではどんな復讐劇になるのか今からとっても楽しみです。

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