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    漫画:薬屋のひとりごとのレビュー・感想

    漫画:薬屋のひとりごとのレビュー・感想

    あらすじ

    『薬屋のひとりごと』は、日向夏による原作、ねこクラゲによる作画の漫画で、中国の後宮を舞台にしたミステリー作品です。物語は、猫猫(マオマオ)という名の若い薬屋の娘が主人公。彼女は後宮に誘拐され、そこで宮女として働くことになります。猫猫は元薬師で、好奇心旺盛でありながらも、薬や毒に対する卓越した知識を持っています。

    後宮での生活を余儀なくされる中、猫猫は宮中で発生する不審な死や事件に気づきます。彼女の鋭い観察力と薬学に関する深い知識が、これらの謎を解明する鍵となります。猫猫は、後宮の女性たちの間の陰謀や秘密を解き明かしながら、徐々に信頼できる同盟者を得て、自身の身の安全と秩序を守るために奮闘します。

    この物語は、後宮という密室で繰り広げられる権力争いや陰謀の中で、猫猫がどのようにして自己の知識と機転を使い、難問に挑むかを描いています。彼女の冒険は、読者に後宮の華やかさとその裏に潜む危険な世界を覗かせつつ、謎解きの楽しさを提供します。

    原作:日向夏

    作画:ねこクラゲ

    目次

    漫画:薬屋のひとりごとのレビュー・感想

    薬屋と壬氏の関係性がかわいい

    舞台は中国王朝の後宮、毒(薬)に目がない変人女、もとい薬屋の奇妙キテレツなトリックを暴く様はとても気持ちがいいです!さらに後宮のアイドル的立ち位置の壬氏との掛け合いや関係性がとても可愛らしく、トリックというドラマが好きな人はまず間違い無く好きです。

    物語が進むにつれ、それら後宮の思惑、壬氏との関係性の核心に迫りつつあり、元がノベルとだけあって、小説を読むかのようなスリル感があります。ただ、核心に迫ることは物語の終焉にも近い気がして…続きが悶えるほど気になる反面、終わって欲しくなさで読み渋る謎の心境です。

    一度は行ってみたい美しい後宮の世界

    猫猫をはじめ、個性豊かで魅力的な登場人物が多いです。後宮や花街など実際に行ったことはなくても、色鮮やかな情景が目に浮かびます。

    また、大学で薬学・毒性学を学んだ身としては、授業で聞いた用語や知識が出てくることが面白かったです(漫画の内容を完全に鵜呑みにするのはダメかと思いますが)。

    ただ謎解きを進めていくうえで、どうしても説明セリフが多く文字ばかりになってしまう時もあります。私は面白いと思って読み進めるタイプですが、苦手な人もいるかな?

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