あらすじ
『黒執事』は、英国の名門・ファントムハイヴ家を舞台にした物語で、12歳の主人、シエル・ファントムハイヴと彼の執事、セバスチャン・ミカエリスの関係を中心に展開します。セバスチャンは見た目は完璧な執事でありながら、実は彼には多くの秘密があります。彼は知識、教養、料理、武術など、あらゆることに長けており、主人の我儘な注文も涼しい顔でこなします。
物語は、セバスチャンがファントムハイヴ家の日常の中で起こる様々なトラブルを解決していく様子を描いています。彼はまた、他の使用人たちの失敗を巧みにフォローしながら、家を支える重要な役割を担っています。セバスチャンの口癖は「当家の執事たるもの、このくらいできなくてどうします？」であり、彼の能力の高さとプロフェッショナルな姿勢が際立っています。
『黒執事』は、ゴシック風のビジュアルと緻密なストーリーテリングで、ミステリー、アクション、そして少しのホラーを織り交ぜながら、セバスチャンとシエルの奥深い関係とそれぞれの運命を描き出しています。
作者：枢やな
目次
漫画:黒執事のレビュー・感想
執事の妖艶で凶器な世界観から抜け出せない
まごうことなき、伏線回収の神作品です。1巻から散らされた伏線に、しっかりとしたストーリー展開のなかで回収されていくので、読み返しても飽きがきません。むしろここだったのか！と気づけなかった悔しさや細かさに驚くばかりです。また、何といっても妖艶で繊細なイラストです。引き込まれる世界観にとてもあっています。イラストがいつどこから見てもとても綺麗でまるで目の保養です。あの画力があるからこそ引き込まれると言っても過言ではありません。