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    漫画:蟲師のレビュー・感想

    漫画:蟲師のレビュー・感想

    あらすじ

    『蟲師』は漆原友紀による漫画作品で、日本の架空の時代を背景に展開されます。この物語の中心人物はギンコという蟲師です。蟲師とは、普通の人には見えない、自然界の不思議な存在「蟲」を扱う者を指します。蟲は時に恩恵を、時に災いをもたらすことがあり、ギンコはその影響を緩和または解決するために各地を旅しています。

    物語は一話完結型で進行し、各エピソードで異なる場所と人々との出会いが描かれます。ギンコが直面する問題は多岐にわたり、それぞれの蟲の特性とそれが人々の生活に与える影響を探ることが中心です。彼の冷静かつ知識豊かな対応が、多くの場合、人々や蟲の共存を可能にします。

    この作品は、自然との調和というテーマのもと、人間の存在や生命の価値について深く掘り下げています。美しいアートワークと共に、静かで哲学的な物語が展開され、読者に考える余地を与えることで知られています。『蟲師』は、その独特の世界観と物語性で、幅広い読者に支持されている作品です。

    作者:漆原友紀

    目次

    漫画:蟲師のレビュー・感想

    不思議な蟲と人を描いた昔話のような物語

    生き物ではなく、もっと原始的な自然現象のような存在の蟲と人の物語を蟲師のギンコの視点から描いた作品です。蟲自体は善悪のような概念になく、人間に対して意思を持ってるわけでもないため、話の展開が読めずハッピーエンドなのかバッドエンドなのか最後までわからず、不思議な緊迫感があります。悲しい話と思いきや最後は愛の物語であったり、ただただ物悲しい話であったりといった話が淡々と続いていきます。1話完結形式でレギュラーキャラもほとんどいないため、どこから読んでも面白いです。
    妖怪物や昔話のような話が好きな方にオススメです。

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