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    漫画:来世ではちゃんとしますのレビュー・感想

    漫画:来世ではちゃんとしますのレビュー・感想

    あらすじ

    『来世ではちゃんとします』は、性と愛にこじれた現代人の生活をコミカルに描いた漫画です。物語の中心は、様々な性の問題を抱える五人のキャラクターたち。桃ちゃんは承認欲求と好奇心、寂しさの間で5人のパートナーと関係を持つ一方で、ボーイズラブが大好きで彼氏いない歴=年齢の梅ちゃん、クールで女たらしの松田くん、トラウマから処女しか愛せない林くん、そして風俗の女性に本気で恋をしてしまう檜山くんが登場します。

    これらのキャラクターたちは、現世を諦めたかのような生活を送りつつも、それぞれの性的な挫折や葛藤を赤裸々に表現しています。社会的な成功を重ねることからは遠く離れている彼らですが、人間らしさや弱さ、そして時には滑稽さを露にしながら、共感を誘う日常を繰り広げます。

    この漫画は、現代社会のタブーとされるテーマに正面から切り込み、登場人物たちの人生と性の乱れをユーモアと皮肉を交えて描き出すことで、読者に新たな視点を提供します。性生活を通じて見える彼らの人間関係や内面の動きが、楽しくも思索を促す作品です。

    作者:いつまちゃん

    目次

    漫画:来世ではちゃんとしますのレビュー・感想

    全ての悩める大人たちへ

    ゆるい絵柄で4コマ形式のスタイルですが、内容は全然ゆるくありません。
    恋愛、家族関係、仕事など、出てくる登場人物たちの悩みはさまざまで、自分は経験したことないことでも、読んでいると不思議と追体験している気持ちになります。
    心理描写がリアルで、この作者、一体人生何回経験したの?と思わされました。
    例えば、性に奔放だった男女が真剣に付き合いだした時は応援したくなったし、ガチ恋していた風俗嬢が突然店を辞めたことを知った男の様子を見た時は胸がギュッとなりました。
    登場人物たちの幸せを祈りたくなります。
    読者である私も、この漫画を通して幸せってなんだろう?と考えさせられました。全ての悩める大人たちに読んでほしい作品です。

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