MENU

    漫画:淡海乃海 水面が揺れる時のレビュー・感想

    漫画:淡海乃海 水面が揺れる時のレビュー・感想

    あらすじ

    『淡海乃海 水面が揺れる時』は、戦国時代を舞台にした大河ドラマ風の漫画です。物語の中心は、1550年、室町幕府の崩壊期に近江の小領地・朽木の当主となったわずか二歳の少年、朽木基綱【竹若丸】。彼は前世で現代日本人だった歴史好きが転生した姿です。財政難、人材不足、そして周囲の領主たちの狡猾な策略に直面しながらも、彼はその圧倒的な歴史知識と交渉術、豪胆さを活かし、乱世を駆け抜けます。

    基綱は史実では知られざる稀代の軍略家であり、彼の活躍は後の戦国の三英傑—信長、秀吉、家康をも救うことになります。この漫画は、基綱が日本史を塗り替える姿を大胆かつドラマチックに描いており、歴史的な架空の解釈を加えつつ、彼の未知の功績に光を当てています。読者は、基綱がどのように困難を乗り越え、影響力を築いていくのかを追いながら、戦国時代の生き生きとした描写を楽しむことができます。

    漫画:もとむらえり

    原作:イスラーフィール

    目次

    漫画:淡海乃海 水面が揺れる時のレビュー・感想

    弱小勢力からの成り上がり

    周囲を大勢力に囲まれ、吹けば飛ぶような小さな家に生まれた主人公が現代知識を活かして成り上がっていきます。
    ただ、一足飛びに成り上がっていくのではなく知略謀略を存分に駆使して勢力拡大に勤しむ傍らで、時には大勢力からの圧力に我慢し、事あれば厄介をもたらす幕府に苛ついたりと小勢力の哀しさを味わいながらも「いつか見ていろよ」と奮闘する主人公が魅力的な漫画です。
    主人公も周囲の家臣や敵勢力に至るまで、基本的に大人の思考で戦国の世を生きていて所謂不快感や違和感がないのも素晴らしいです。(若干幕府の一名を除く)

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!
    • URLをコピーしました!
    目次