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    漫画:キン肉マンのレビュー・感想

    漫画:キン肉マンのレビュー・感想

    あらすじ

    『キン肉マン』は、ゆでたまご(嶋田隆司と中井義則の共同ペンネーム)による日本の漫画作品です。この作品は、1979年から「週刊少年ジャンプ」にて連載され、プロレスをテーマにしたコメディアクション漫画として知られています。

    物語の主人公はキン肉スグル(キン肉マン)、肉の星(筋肉星)の王子で、地球に落ちてきた超人です。当初は臆病で間抜けなキャラクターとして描かれていましたが、次第に強く、勇敢なプロレスラーとして成長していきます。

    キン肉マンは地球上でさまざまな悪の超人たちと戦います。彼の戦いは、プロレス技や超人的な力を駆使した壮大でドラマチックなもので、友情、努力、勝利をテーマにしたエピソードが数多く展開されます。彼の戦いを通じて、彼は多くのライバルや仲間たちと出会い、彼らと共に成長していきます。

    また、キン肉マンは肉の星の王位継承者としての使命も背負っており、それに関わるストーリーラインも物語に深みを加えています。キャラクターたちは個性的で魅力的であり、彼らのバトルシーンや日常シーンはユーモアと緊張感に満ちています。

    『キン肉マン』は、そのユニークなキャラクター、熱いバトルシーン、そして心温まるストーリーで、多くのファンに愛され続けている長寿シリーズです。アニメ化もされ、日本のプロレスブームに大きな影響を与えました。

    作者:ゆでたまご

    目次

    漫画:キン肉マンのレビュー・感想

    現在でも勢いを増すストーリー

    キン肉マンは1980年代に大ヒットとなった超人プロレス漫画で、超人というキャラクターが非常に範囲が広く人形はもちろんスニーカーとワニの要素を持った超人、バネの超人、ビデオカメラの超人など実に多彩なキャラクターが戦う作品となっており、誰にも予測ができないアイデアのキャラクターが多数登場します。

    2011年からは1987年に完結したストーリーの続きから再び作品が動いています。

    その間にキン肉マンII性という息子の活躍を描いた作品を手掛けていることもあり、ストーリーや画力が凄まじく高くなっています。

    キン肉マンは今も戦っている

    キン肉マンは続編のII世、II世のキャラクターが初代キャラクターたちと戦う究極のタッグ編の連載を終え再び初代キン肉マンを描くという経緯からスタートしており、懐かしいキャラクターが次々と活躍する姿はとても嬉しくなります。さらにキン肉マン初期に1試合しか出なかったようなキャラクターが重大な試合に挑むというケースもいくつかあり、キャラクターの魅力がより深まる内容になっています。また敵対する新キャラクターも強烈な魅力があり今までにない戦いが繰り広げられます。トーナメントバトルの問題点を払拭したバトル展開というところでも注目すべき作品です。

    敵対する相手との相互理解を求め戦う男

    ドジでマヌケで豚と見間違うような出で立ち、世界を救うヒーローに憧れるが下品な言動や臆病な性格の男キン肉マン。連載初期はウルトラマンの様な怪獣退治をパロディ化したギャグマンガでしたが、徐々にプロレス漫画へと移行していき今でもウェブでの連載や深夜アニメも放送されています。主人公のキン肉マンはバトルメインの漫画の主人公としては珍しく、強敵が出現すると逃げ出したり臆病な一面を見せます。主人公として受け入れられ難いタイプかと思われがちですが、ここ一番の場面で勇気を振り絞り的に立ち向かい勝利をおさめます。ここまでなら他作品にありがちな主人公像かと思いますが、キン肉マンは敵を倒し命を奪う為に戦うのではありません。彼は死闘を繰り広げ互いに理解を深める為に戦うのです。敵の命を奪う事を目的とせず相互理解を追求して戦うキン肉マンの物語を、是非見て頂きたいです。

    続編の後だからこそできる大技

    キン肉マンの現行シリーズは、36巻まで刊行され、その後キン肉マンの息子キン肉万太郎と仲間たちの活躍を描いたキン肉マンII世を描いて完結させ、その後でまた最初のキン肉マンの新シリーズをスタートさせています。時間軸的には新シリーズはII世の前となりますが、II世の後半、究極のタッグ編において、初代キン肉マンとキン肉万太郎が戦うというタイムスリップの展開となっていましたが、新シリーズはキン肉マンII世のことはパラレルのものになってしまったかと思われていました。しかし、キン肉マン新シリーズの最新章においてキン肉マンII世究極のタッグ編のキャラクターらしき人物が出てくるという、他の作品には絶対にできないアイデアを見せています。また、長期シリーズであってもダレることがなくアイデアや画が常に進化を続けているところもすごい作品です。

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