あらすじ
『映像研には手を出すな！』は、大童澄瞳による日本の漫画作品で、アニメ制作を夢見る女子高生たちの情熱と挑戦を描いた物語です。
物語の中心は、設定こそが命と信じる創作に情熱を燃やす女子高生、浅草みどりです。みどりは、映画やアニメの世界に深い興味を持ち、特に自分の想像力を活かした独自の世界を映像化することに夢を抱いています。しかし、彼女は自身のアイデアを実現するための技術や知識がないことに悩んでいます。
そんなみどりの前に現れるのが、二人の才能あるクラスメート、金森さやかと水崎ツバメです。金森は並外れたプロデュース力を持つカリスマ的存在で、水崎は美貌とアニメーション制作の技術を兼ね備えたアーティストです。この三人が出会うことで、「映像研」というアニメ制作クラブが生まれます。
作者：大童 澄瞳
何がすごいって、設定こそが命という信念を持つ女子高生が主人公という斬新さです。絵が上手な主人公がアニメ制作をするのではなく、自分の設定世界を映像として表現したいというストーリーです。 主人公浅草氏に関わってくるのは、女子高生でありながら並外れたプロデュース力を持つ金森氏、モデルとしての美貌を持ちながら自分を表現するのはアニメだと考える水崎氏、音の探究者である百目鬼氏、声と文才に溢れる桜田氏です。映像作品を作るには最強のメンバーです。
彼女たちの才能が世に出るにつれ、外部からの影響が現れます。これをどう乗り切るかが本当に楽しみです。
コミックス派です。最新刊では、ついに敵対していた生徒会副会長ソワンデさんが映像研の側に！思いもよらない展開でした。そうですね、最初からソワンデさんの精神は映像研メンバーに近かったのです。これからがますます楽しみです。
男女共学の学校が舞台で、主要キャラクターは女子高生ですが、恋愛要素がほとんどないのが良いです。しかし、この漫画の世界観では、性別や年齢の境界線はあまり意味をなさないように思います。大切なのは、自分が何を思い、何を信じるかです。
漫画内のカレンダーのコマから、浅草氏たちは2053年頃を生きているようです。現代の私と同じ時代ではなかったと知った時、少し切なくなりました。
コメント