あらすじ
『ほむら先生はたぶんモテない』は、ほむら先生という独特の魅力を持つ生物教師と、彼に恋をする女子高生・蓮見さんの関係を描く脱力系ラブコメディです。ほむら先生は見た目も行動もダサく、常にジャージに白衣姿で、非常に体が弱く、現代の女子高生を異様に恐れるという特徴があります。また、金欠の際にはペットのカエルを食べようとするほどの奇行も見せますが、実は内面はとても優しく、かわいらしい一面も持ち合わせています。
一方で、彼を一途に追いかける蓮見さんは、先生のダサくて変わった性格に惹かれている。彼女は日々の学校生活の中で、ほむら先生の小さな優しさや魅力を見つけ出し、彼に対する愛情を深めていきます。
この漫画は、せかねこによって描かれ、ほむら先生と蓮見さんの不器用だが愛おしい関係性を、ユーモアと温かみを交えて展開しています。学校を舞台にした日常の一コマ一コマが、読者に癒しと笑いを提供する作品となっています。
作者：せかねこ
漫画:ほむら先生はたぶんモテないのレビュー・感想
教師と生徒のほのぼのゆるゆるラブコメ
生物教師のほむら先生と女子高生の蓮見さん。教師と生徒の恋愛はドロドロしたイメージでしたが、基本はコメディペースで進んいくので楽しく読めます。体感としてはラブ３割：コメディ７割くらいです。この漫画、何と言っても蓮見さんの健気さが魅力です。蓮見さんはほむら先生が好きだけど、両想いになることが最優先ではなく、教師をしているほむら先生が好きだからこそ、ほむら先生の立場を大事にしています。そして、２人の周囲の人がとにかく優しい。先生を好きになるというのは止めるべきだと思ってしまいますが、蓮見さんが「先生としての」ほむら先生を尊重しているからこそ、そっと見守ってくれます。誰かを思いやる人って、周りからも大切に思われるんだなと気付かされます。漫画は５巻で完結していますが、蓮見さんも教師になった後の物語が描かれる『先生日誌』もオススメです。