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    漫画:うしおととらのレビュー・感想

    漫画:うしおととらのレビュー・感想

    あらすじ

    『うしおととら』は、蔵に封じられていた古代の妖怪・とらと、彼を解放した高校生・蒼月潮の物語です。とらは過去に人を襲い、悪事を働いていた恐ろしい妖怪で、500年間も蔵の中に閉じ込められていました。ある日、うしおが偶然にもその封印を解いてしまい、とらは自由の身となります。うしおはとらを制御するため、そして次第に彼との奇妙な関係を築きながら、さまざまな妖怪や神秘的な出来事に巻き込まれていくことになります。この物語は、ふたりが協力しながら多くの敵に立ち向かい、世界に潜む様々な脅威から人間を守る壮大な冒険を描いています。『うしおととら』は、アクションとユーモアを交えた、心温まる友情と勇気の物語が幕を開けます。

    作者:藤田和日郎

    目次

    漫画:うしおととらのレビュー・感想

    ラストに向かって収束する無駄のない話

    うしおととらはすべての話に無駄がありません。すべてのエピソードが繋がっていて、最後の戦いに大きな影響を及ぼします。主人公うしおととらの旅、その最中に出会った人々や妖怪、彼らとの絆がラスボスとの戦いにおいて大きな役目を果たしました。
    そのためラストバトルが始まってからは、先が気になる展開の連続です。どの回にも名セリフや名シーンがあって、感動的な話ばかりでした。ラストの全員大集合といった展開は、読者が見たいものを詰め込んだ夢のような話だったと思います。

    少年漫画史上最高のクライマックス

    クライマックスの戦いは少年漫画の歴史に残るくらいの傑作です。圧倒的な力を持つラスボスの白面に、主人公のうしおととらをはじめ、それまでに出てきた登場人物が集結し、立ち向かっていく様は感動的で熱いとしか言いようがありません。
    戦えるキャラクターだけではなく、戦闘力のない一般の人々にもドラマや見せ場がある点もうしおととらの特徴です。一人でも欠けていたら勝てなかった、みんながいるから戦えた、そんな仲間との絆を感じられる熱い作品です。

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