あらすじ
キルミーベイベーは、主人公の女子高生・佐倉音夢が、クラスメイトの少年・久我山透と出会い、お互いに惹かれあっていくラブコメディ漫画です。
音夢は明るく元気な女の子ですが、男性との恋愛経験がなく、少し打ち解けることができません。そんな音夢に、転校生の透が「キルミー」と言ってきます。初めは違和感がありましたが、徐々に透の優しさに惹かれていきます。
二人の仲を周囲の友人たちも温かく見守るなか、音夢と透の素敵な恋が少しずつ芽生えていく様子が描かれています。詳細なあらすじは控えさせていただきますが、可愛らしいラブコメディ漫画だと思います。
作者:カヅホ
漫画:キルミーベイベーのレビュー・感想
謎の生物がよく出る4コマ
キルミーベイベーは殺し屋で女子高生ソーニャ、普通の女子高生やすながメインのギャグ四コマで、やすながソーニャをバカにするためにはどんなことでもするとすら言えるパワーがあるのが作品の醍醐味です。
当初忍者として登場したあぎりというキャラクターは巻が進むほど忍者らしいことはあまりせず、色々な経営運営を行う人になっています。
10巻辺りからよくわからない生き物が多数登場するようになり、特に話のメインではないところに謎の生物が登場することさえあるのがわけのわからない面白さがあります。
ゆっくりとジャンルが変化していく面白さ
キルミーベイベーはもともとは女子高生ながら殺し屋をしているソーニャとソーニャにつきまとうクラスメートのやすながメインでやすなのボケや煽りにソーニャが強烈なツッコミをする、時々ソーニャと同じ組織の忍者あぎりがでてきたり、敵組織の刺客が出てくるというスタイルが面白い作品だったのですが、9巻辺りからよくわからない生物が多数登場するようになっていき、さらにそのよくわからない生物がストーリーのメインではなく2コマくらいしかでないというケースがあったり、作中世界での大発見とかでもないという非常によくわからない世界観へと変貌していっているのがさらに面白いです。
超越した世界観の四コマ
キルミーベイベーはもともとはお馬鹿な女子高生折部やすなと高校生にして殺し屋で強烈なツッコミを繰り出すソーニャ、時々登場し忍術と言うよりはマジックに近い技を見せるソーニャと同じ組織の忍者呉織あぎりによるギャグ漫画で、やすなのちょっかいの出しぶりの面白さが見どころだったのですが、10巻辺りから怪物が多数登場するようになっており、しかもその怪物は特に倒すべき目的や捜索する対象とかではなくナチュラルにいるケースが多いという非常に超越的な作品となっています。
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