あらすじ
「いいよいいよのまるちゃん」と呼ばれる残業の鬼・丸山真由美は、頼まれると断れず、いつも人の仕事を引き受けてしまう性格。一方で、能率よく仕事を終わらせ、毎日定時に帰る部長の提司治に対しては、彼の効率的な働き方に不満を抱き、敵意すら感じていました。しかし、ある日酔った勢いで提司と一夜を共にしてしまいます。
実は、提司は不器用ながらも一生懸命仕事に向き合う真由美の姿に以前から好感を抱いていました。一方の真由美も、提司に対してまんざらでもない気持ちを抱いていましたが、翌朝、提司が発した「俺たちは大人だから」という言葉にショックを受けます。提司としては、「体の関係が先になったけれど、大人だから冷静に受け止めて、付き合ってほしい」という意味で伝えたかったのですが、真由美は「体だけの割り切った大人の関係を続けよう」という意味だと誤解してしまいます。
その言葉に真由美は「はい」と答えるものの、この誤解により二人の認識に大きなズレが生まれます。提司は真剣に真由美と向き合おうとしているのに対し、真由美は距離を取りつつも、心の中で揺れる気持ちを抱えることに。こうして、微妙にかみ合わない二人の関係が繰り広げられ、コミカルな展開が生まれていきます。
作者:志茂
部長と社畜の恋はもどかしいのレビュー・感想
カップリングは独身部長の数だけ
部長と社畜が恋に落ち、互いに人生の色々な部分を見直していき結婚してお互いに幸せになろうね。と言う作品なのですが、互いに見直さざる得ない問題点が出てきてそれを二人三脚、時には会社も巻き込んで一つ一つ改善していき、1歩1歩幸せに向かって進んでいる感じが読み取れてとても良いです。メイン?として扱われる提司部長と丸ちゃんの話も好きですが、他の2人の諫山部長、鬼蔵部長カップルの話も好きです。鬼蔵さんのエピソードでは不覚にも泣いてしまいました。オススメの作品です。