あらすじ
病弱な華族令嬢・桐ヶ谷紗都子と冷酷な殺し屋・後藤進平の危険な関係を描く物語が、紗都子の誘拐事件から始まる。父親に贈り物をするため町へ出かけた紗都子は、何者かに雇われた輩に誘拐されてしまう。監禁された紗都子は殺し屋・進平に殺されそうになるが、彼に対し「結婚すること」を条件に助けを求める。進平は興味を持ち、この提案を受け入れるが、実際にはこれは紗都子が命を守るための偽装結婚であり、桐ヶ谷家に戻るための計略だった。
偽りの結婚ながらも、進平は輩から紗都子を守り、二人は危険な逃亡生活を送ることになる。追っ手の影に怯えながらも、進平と紗都子の奇妙で複雑な関係が次第に深まっていく。果たして紗都子は無事に家に戻れるのか、そして二人の関係がどのように変化していくのかが、物語の焦点となる。
作者:橘オレコ
目次
ホタルの嫁入りのレビュー・感想
殺人鬼と余命短い花嫁
『ホタルの嫁入り』は、主人公の紗都子は幼い頃から病弱で自分の命をなにに使うかをずっと考え、家の名誉のために結婚を望んでいるけど、殺し屋の後藤進平は怖いくらいに「愛が重い」男で、二人の想いが交錯するのが面白い漫画です。進平の思いが次第にエスカレートしていくところも緊張感があって目が離せません。ストーリーはスリルとロマンス、コミカルさが絶妙なバランスで、毎回先の展開が気になって、マンガワンで課金して読むほどです。