あらすじ
『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』は、沖縄に転校してきた主人公・てーるーが繰り広げる異文化恋愛物語です。てーるーは新しい学校でクラスメイトの喜屋武さんに一目惚れしますが、彼女の話す濃厚な方言が理解できず戸惑います。その方言の壁を乗り越えるため、もう一人のクラスメイト、比嘉さんがてーるーの助けとなり、喜屋武さんの言葉を訳してくれます。
しかし、てーるーが知らないのは、比嘉さんが実は自分に密かな思いを寄せているという事実です。この三角関係の中で、てーるーは沖縄の文化にも次第に触れ、ウチナータイムのリラックスした時間の流れや、カチャーシーといった地元の風習に新鮮な驚きを感じます。
この漫画は、東京から来たてーるーが沖縄の全く新しい環境と文化、言語に挑戦しながら恋愛を芽生えさせていく様子を描いています。方言という壁がもたらすコミュニケーションの難しさと、それを乗り越えたときの人間関係の深まりが、ユーモアを交えて描かれている作品です。
作者:空えぐみ
目次
漫画:沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎるのレビュー・感想
沖縄の魅力がたっぷり
東京から沖縄に引っ越してきた男子高校生・照秋と、沖縄の高校生たちの物語です。
内容はタイトルの通り。
照秋が好きになった喜屋武さんは現地の人でもあまり使わないほどの沖縄方言です。
そこから生まれる認識のズレや感覚の違いがコミカルに描かれています。
物語の中で沖縄の文化や習慣についても触れられており、穏やかでのんびりとした沖縄の雰囲気が伝わってきます。
作者自身も大阪から沖縄への移住者。
だからこそ分かる、初めて沖縄文化に触れたときの戸惑いが新鮮な感覚で描かれているのがいいです。
喜屋武さんの方言を翻訳する比嘉さんもとってもキュート。
知らない土地なのになぜか少し懐かしくなる、ちょっと不思議な作品です。